この記事と関連する内容として、より新しい記事を作成しました。
フカセ釣りの種類
フカセ釣りには様々な仕掛けがあります。
まず、ウキ止めの有無で大別され、ウキ止めをつける半遊動、ウキ止めをつけない全遊動があります。
さらにウキが中層から底付近まで沈む全遊動沈め釣りがあります。
最近の流行りはもっぱら沈め釣りです。
ちなみに、この「全遊動」という言葉、「全層釣法」とも呼ばれています。
このブログでは全層釣法・全遊動をメインに紹介していこうと思います。参考になる部分もあれば、ならない部分もあるかもしれません。
私はいつでもどこでも全層釣法一本ですが、人によっては半遊動と使い分ける人もいます。もちろん、そういうやり方も良いと思います。
今回は全遊動の仕掛けを紹介します。いろいろな組み立て方があるので、あくまで一例として紹介します。
全層釣法の仕掛けと必要な道具
ウキの浮力
ウキは【0シブ】か【00】を用います。必要に応じて 【000】も用います。
これらのウキは浮力が少ないため、仕掛けがなじむと水面下ギリギリ〜中層にサスペンドした状態になります。
【000】【沈め】【プログレスチヌ】などを使った場合は「沈め釣り」となり、中層〜底付近までウキが沈む釣り方になります。
いずれにしろ、ウキがポカンと水面から頭を出すことはあまり推奨されていません。上潮や風の影響をウキや道糸がモロに受けてしまうためです。
ウキを浮かせる場合の全層釣法であっても、水面下1cm程度はウキの頭が沈んでいる状態が好ましいと思います。この点に関しては、以下の記事で触れています。
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道糸の号数
チヌ釣りの場合、【ナイロンライン1.5号】もしくは【PEライン0.8号】がおすすめです。
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サルカンを使う理由と結び方
私の場合はサルカンで道糸、ハリスを結びます。
キャスティングの際にオキアミの空気抵抗によって、ハリスがヨレることがあるらしいのです。サルカンを使うことでハリスがヨレにくくなるのではないかと思われます。
また、私は道糸にPEラインを使っているので、結束にはサルカンが非常に便利だからです。
私の場合は【Mサイズのウキゴム】に【サルカンG7】相当を埋め込んでいます。
道糸にPEラインを使っている場合はトリプルクリンチノットでサルカンと結びます。ショックリーダーは不要です。
人によってはショックリーダーを使う人もいます。それはどちらでもかまいません。
なお、ナイロンの道糸を使う場合は、サルカンを用いず直結させても問題ありません。
ハリスの号数と長さ
ハリスは【フロロカーボンハリス1.5号】を【5m】とっています。1.5号のハリスならばチヌと引っ張りあっても切られることはありません。
人によっては1.2号を使う人もいますし、5mもハリスをとらない人ももちろんいます。
針の号数と結び方
針はチヌ針の【1〜2号】で十分です。針の結び方は【外掛け結び】がおすすめです。
私は金龍の勝負チヌSSを好んで使います。軸が短いのでネリエを小さく使えるのがメリットです。
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ジンタンの号数
ガン玉はジンタンと呼ばれるものを使います。
私はG5〜G1(ジンタン5号〜ジンタン1号)を持参しています。
あまりたくさん揃えたくないという人はG5、G3、G1の3つがあればOKです。もっといえばG5とG3だけでも十分です。
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全層仕掛けの一例
道糸をウキに通します。そしてウキゴムに通し、サルカンと結びます。ハリスは5mとり、針と結びます。
ガン玉を打つ場合は、サルカンのすぐ下のハリス側(落としナマリ)と、針上20〜50cm(口ナマリ)あたりに打つことが多いです。
以上が全層仕掛けの一例となります。
ガン玉は状況に応じて調整します。
最後に、全層釣法・全遊動に対して私が感じる強みとは、ガン玉選択によって様々な状況に即対応できる点だと最近感じています。
私は00のウキを使うことが多いです。ウキの浮力を変更することはもちろんありますが、ガン玉の調整のみで対応することも多いのです。
半遊動と違ってウキ交換の必要があまりないため、時間の節約、状況に応じて素早く幅広く対応できるのはメリットかなと思います。