手前と沖の2か所にポイントを作る
普通チヌ釣りの場合は、マキエを一点に打ってポイントを形成します。
ただ、ポイントを1か所に限定する必要はなく、手前と沖などの2か所にポイントを形成すると、釣果に結びつくことがあります。
とくに冬の釣りは、魚が反応するまでに時間がかかり、仕掛けを流す時間も長くなる傾向にあります。必要なマキエの量も減るため、2か所にポイントを作っておくことは有効だと感じます。
冬にやることが多いですが、年中有効だというのが私の実感です。
具体的なやり方
1月のある日の釣行では、40m先と足元にポイントを形成しました。釣り始めの段階で、それぞれにマキエを投入しました。
本命ポイントを沖に設定し、いつも通りマキエを投入します。足元にはパラパラと拡散気味に少量だけ打ち込んでおきました。
沖を攻めて反応がなければ、足元に数投して様子をみる予定です。
そして沖で反応がないため、足元に仕掛けを数投流したら、チヌが食ってきました。
普通の波止ですが、こんな足元でも食ってくることがあります。
結局この日は足元の1匹のみの釣果でした。沖にこだわり、足元を攻めていなかったら、あやうくボウズでした。
注意点
例えば、25m先と20m先にポイントを作っても、あまり意味がないかもしれません。マキエ投入点をある程度離しておくことがポイントです。
さっきの例では40m先と足元に設定しましたが、必ずしも足元にする必要はなく、50m先と25m先でも良いと思います。
時期と状況に応じて、設定します。
今回は真冬でエサ取りが少ない時期のため、足元を選択しました。
これが真夏であったり、テトラからの釣りだったりであれば足元にはしませんでした。
かけ上がりや潮目があれば、そこをポイントに定めるのも有効です。
また、投入ポイントを絞らず、あっちこっちにマキエを撒いてしまうと、ポイントがボケてしまい、結局どこにチヌがいるのか分からなくなってしまいます。
あくまで2か所に絞って、ポイントを形成するという意味です。
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