【関連記事】
真冬でもチヌを釣るコツ
私の体感では冬と言いつつも12月、1月は普通に釣れます。一番難しいと感じるのは2月です。3月に入ると活性が上向いてくる感じがします。
厳寒期に役立ちそうないくつかポイントをまとめます。
対策1:仕掛けは長めに流す
冬はすぐに食ってこないため、長めに仕掛けを流す必要があります。
具体的には3分半〜5分ほど流します。
対策2:マキエは撒きすぎない
低水温期の低活性のチヌは食欲が細いようです。マキエで満腹にさせないよう気をつけます。
私は普段仕掛け一投につき、8杯マキエを撒いています。マキエカップはsサイズ(15cc)です。
ちょっと長めに5分ほど仕掛けを流した場合は通常通りマキエを8杯撒き、3分とかで回収した場合はマキエを6杯に減らすなど調整しています。
あるいは、初めから基本を6杯にするなど減らしておいてもよいかもれません。
対策3:サシエは底に届ける・ハリスを這わせる
真冬のチヌは底にいることが多いそうです。
真冬に限っては上から下まで全遊動でゆっくり落とす必要はあまりなくなります。というより、時間のロスになりかねません。
ガン玉を打ち、素早く底までサシエを届けるのも効率的です。
横風があったり、水深が深かったりする場合は、確実に底にサシエが届くようにガン玉を活用します。
なんならハリスごとサシエを底に這わせても良いくらいです。這わせ釣りは冬に有効です。
対策4:前アタリの際に違和感を与えないように
寒の時期では元気よく引ったくるアタリは少なくなります。そして、前アタリはあるものの、食い込まないことが増えてきます。
垂らしている道糸が一瞬小さく跳ねたり、穂先が軽く曲がったりするのですが、この時なるべく違和感を与えないようにします。
ポイントは仕掛けを張りすぎないことです。
全遊動で穂先でアタリを取る場合は、穂先がもっとも曲がりやすい角度を保ちます。道糸の走りでアタリを取る場合は、いつもよりゆとりを持って道糸を垂らすようにします。
対策5:オープンベールで待つことも
違和感を与えない工夫として、オープンベールで待つのもよいと思います。
オープンベールで待てば、前アタリがあった際にパラパラと道糸が出てくれるため、魚に違和感を与えにくくなります。
経験上オープンベールの方が本アタリまでいくことが多いように感じます。
対策6:誘いも有効
意図的にサシエを動かす誘いは真冬でも有効です。リールで巻いても竿で動かしてもよいですが、私はリールで動かすことが多いです。
ゆっくりと1回転ハンドルを回したり、1/4回転ずつスッ、スッと回したり、いろいろ工夫してもおもしろいところです。
対策7:マキエのムギをよく食べている
チヌは厳寒期でもムギが好物のようです。集魚材の粉の部分ではなく、選んでムギばかり食べていることがあります。
一定量のムギをマキエに加えることは有効だと言えそうです。また、ムギと形状の似ているネリエは同調という点で自然であり、有効な武器になりそうです。
チヌの活性を左右する寒波や雨
寒波の翌日は厳しい…
基本的にものすごく難易度が上がります。寒波当日は大丈夫です。気温が下がっても水温までは下がっていないからです。
寒波が来て一週間もすれば、食いが回復するように思います。
真冬の雨で活性が下がるとは限らない
釣行前日、一日中雨が降っていても活性が低くなるとは限りません。意外と海の活性は低くないこともあります。
厳寒期の雨は水温の低下が懸念されますが、必ずしも活性の低下には結びつかないようです。
ただ、さすがに河口でも上流の方に位置する場所では、フナやコイなど淡水の魚が目立ち、チヌは姿を消してしまうことはあるようです。
雨の翌日は河口近くでは下げ潮に注意
下げ潮になり、ある程度の水温を保った海水が沖に流れ、雨水で冷たくなった河口からの水が相対的に増えることで、急激な活性の低下が引き起こされることがあります。
午後は活性が高まる
下げ潮に注意と言いながら、2月の最干潮潮止まり、14時ごろに連続してチヌが釣れたことがあります。河口から淡水が流入する釣り場でのことです。
最干潮がかならずしも釣果を阻害するとはいえないようです。
外気温が最も高まる午後のタイミングがよかったのかもしれませんが、別の日には午後の下げ始めのタイミングでパタっと魚の反応が消えたこともあります。
よく分からないところです。