玉の柄・タモの柄
たまの柄やタモの柄、タマやタモとも呼ばれます。フカセ釣りでは必ず必要になります。
個人的には玉の柄に4万とか5万とか出す必要はないと思っています。
中間的価格の中間的性能の玉の柄を選べば十分なのではないでしょうか。
タモの長さ
長さは5mが基本です。だいたいの釣り場は5mあれば対応できます。
しかし足場が高い釣り場では届かないこともあるので、よく足を運ぶ釣り場を調べておく必要はあります。
大は小を兼ねるという考えで初めから6mや7mのタモを買うのも手ですが、自重が増すデメリットもあります。
タモの継数
継数は5本が基本です。
この画像のように5本の柄からなっているのです。
中には継数が9本のものもあります。こちらは仕舞寸法がより小さくコンパクトになるので持ち運びには便利です。
しかしフカセ釣りのように動き回らない釣りではメリットはほとんどありません。
むしろタモを伸ばす際には継数9本は継数5本に比べてスムーズに伸びにくかったり、縮めるのも手間取ったりするデメリットもあります。
フカセ釣りでは継数5本のほうが良いと思います。
自重
玉の柄の重さが400gと500gとでは、持ってみると明らかに重さは違います。
やはり軽いに越したことはありません。
シマノやダイワの玉の柄は5mであれば400g前後が多いようです。
コスパのよいおすすめの玉の柄
シマノのISOーXT玉ノ柄がおすすめです。私も所持しています。
店頭価格2万5000円前後(たしか・・・)で決して安くはありませんが、コスパのよい玉の柄です。
使っていて不満のない仕上がりになっています。
ただ一つ不満を述べるとこの玉の柄は柄を取り外し、それぞれに分解できません。口栓が外れないのが少し残念な点です。
そのため丸洗いした時は乾きにくく、そこが惜しいと感じます。しかし、♯1を伸ばして洗って拭いて縮めて、次に♯2を伸ばして・・・と手入れしていけばそれほど気にすることではありません。
もっと高いモデルは6万とか8万とかしたりします。こんな金額を出しても多少の使い勝手のアップだけで、金額と実感できる使い勝手の良さが見合わないだろうと想像しています。
それであればタモは節約して、余ったお金で竿を一本買った方がお得でしょう。
(おまけ)もう少し安いモデル
ISOーXT玉ノ柄の前はダイワのランディングポールIIを使っていました。こちらは継数9本で1万円ほどでしたが、そこそこ使いやすく耐久性もある玉の柄でした。
玉の柄としての役割は十分に果たしてくれました。
とはいえ不満もありました。9本も柄があるとスムーズに伸びにくいと感じることもあったし、縮めにくかったのです。また重くも感じました。
その他にもシマノであればHOLIDAY ISO XT玉網やアドバンスイソ玉網など、もっと安い玉の柄もラインナップされています。
もう少し出費を抑えたい人はこちらもありかもしれません。
これらの価格帯の玉の柄はおそらく少し柔らかい仕上がりになっていると思います。
魚をすくった状態では大きくたわみ、縮めにくい可能性もあります。店内で伸ばさせてもらい、中価格帯の玉の柄とたわみやすさを実際に比較して買った方がよいかもしれません。
まとめ
まあ、正直シマノやダイワの玉の柄であれば何を買っても大きな失敗はないと思います。とくに2万円前後の製品であればなおさら。
念のため実際に触って買うのが良いでしょう。ついでに傷の有無も確認しておいたほうがよいと思います。