パワーのある魚とのやりとり
やりとりの私なりのコツを記してみます。
【追記:2024年3月2日】
そういえば2023年12月24日に81cmのブリを釣りました。シーバスロッドML、リールC3000番、道糸PE0.8号、ハリス3号でした。
想定外の大物です。もちろんタックルパワーは足りていません。
と言うわけで、この記事で紹介している方法をブリ相手に試しました。
右に大きく走られると竿を左に倒します。竿を倒して横からテンションをかけ続けると、ブリは方向転換して左に泳ぎ出します。
自分の中心に来たら竿を立て体力を削ります。しかし相手はブリですから、竿を立てても猛烈なトルクで走られます。止まりません。
その際には左右どちらかの誘導したい方に竿を軽く倒して、走りにくいように意地悪します。
パワー不足のタックルでもブリ相手にうまく誘導できました。
バイクを例えに
バイクのヘッドライトあたりにロープを結びつけて、バイクと人が綱引きをした場合を考えてみます。
次の2つの状況を想定してみます。
バイクに対して後ろ方向からテンションをかけた場合
バイクに対して横方向からテンションをかけた場合
このおもちゃのバイクが、本物のバイクで実際に走っていたとします。そして、バイク前方に結びつけたロープを私が握っていたとします。
このバイク対人間の綱引きで勝利するには、どこから力を加える方が得策でしょうか。
一枚目の写真のように後ろ方向から真っ直ぐに力を加えるのでは、バイクのパワーに力負けしそうです。
一方で二枚目の写真はどうでしょうか。
パワーのあるバイクに対して、正面から力勝負をせずに、真横から力を加えています。
実際に試したことはありませんが、多分容易にバイクを転かすことができると思います。
これはそっくりそのまま、パワーのある魚とのやり取りにも当てはまると私は考えています。
強い魚とガチンコ勝負せず、魚がパワーを発揮しづらいように
パワーのある強烈に突っ込む魚に対して、闇雲に竿を立てるよりも、場合によっては竿を左右どちらかに寝かせてみるとどうでしょうか。
それなりに有効ではないかと私は考えています。
横から魚の頭にテンションが加わるシチュエーションは、魚にとっては泳ぎにくいはずです。つまり、本来の力を発揮できないのです。