ここで示す0号と06号の特徴はシマノ鱗海スペシャル0号、シマノ鱗海マスターチューン06号による比較になります。
チヌ竿を一本持つならどの号数がよいか?
まず結論を書くと、0号か06号がよいと思います。
0号と06号の比較
遠投のしやすさ
遠投は19g前半のウキであれば、0号でも06号でも50〜60mぐらいは遠投できます。
19g後半のウキになると、0号では遠投時、竿の反発力がウキの重さにやや負けてしまう印象は受けます。
ただ、先に書いたように0でも06でも遠投性能に違いはあまりありません。
竿のパワー
0号であっても45cmほどのチヌとのやり取りでは余裕を感じます。
しかし50cm以上となると、竿に余裕があるという感じはしなくなります。
やりとり開始直後はチヌも体力があります。その段階では、曲がりきった竿がなかなか起きてくれません。
竿のパワーと拮抗している感じがします。
竿を元竿まで曲げ込んだら、元竿分は反発して起きてくれますが、4番以上はすぐには起きてくれません。
元竿の反発力を利用するよう意識すれば、問題ありません。
その間もジワジワとチヌの体力を削ってくれているので、取り込みは可能ですし、竿を大きく曲げ込んで楽しむことができます。
ただ、シモリが多いところではきついこともあるかもしれません。
その点06号であれば余裕があると思います。
まとめ
日常のチヌ釣りであれば、0号と06号のどちらを選んでも良いと思います。
どちらも柔らかい竿に分類され、非常によく曲がります。
0号は柔らかさを追求した竿、06号は柔らかさの中に力強さを内包した竿といってもよいと思います。
どっちにするかは迷うところです。私は両方持っていますが、基本は0号を使っています。