今回のテーマはフグ対策です。
私の引き出しの中から、いくつかのアイデアを引っ張り出してみたいと思います。
フグを回避する方法
その①ネリエの色でかわす
フグが多い時は水中で目立たない赤や茶色のネリエを使うことが効果的です。
黄色いネリエは水中で目立つため、フグにやられてしまいます。
その②遠投でかわす
遠投するだけでも、フグをかなりかわすことができます。
たとえば10m先ににフグが多くても50m先ならば激減します。
基本的に40〜50m遠投すれば、フグは脅威ではなくなります。
その③サシエの沈下速度を抑える
フグは目立つエサに飛びかかるようです。
口ナマリを打っている時や、ネリエを大きくつけている時は、沈下速度が速かったり目立ったりするため、標的になりやすいようです。
よって口ナマリを外す、もしくはネリエを小さくつけてサシエの沈下速度を落とすことが対策になりますし、ネリエが小さい分目立ちにくくもなります。
そのためにもチヌ針の1号など小さめの針があると便利だと思います。
一方でネリエを大きくつけることで、エサ持ちもよくし、スピーディーに沈下させることでフグをかわせる可能性もあります。
相反するようですが、どちらとも考えられます。
その④底付近で同調させる
マキエの5mほど沖に投入するか、潮が流れているのなら潮上に仕掛けを投入します。
投入直後はマキエと同調させず、サシエが底付近に沈下したところでようやく同調するように調整します。
サシエは表層、中層あたりまではマキエの効いていない範囲を沈下するため、フグに気づかれにくくなります。
やり方は簡単で、流れがある場合は潮上に投入した仕掛けは流れに乗って底付近で自然と同調します。
沖に仕掛けを投入した場合は道糸を張り気味にするか、ある程度仕掛けがなじんだところでリールを巻くことで、仕掛けを手前に寄せることができます。
その⑤仕掛けを張りぎみにする
フグは遊泳力がなくホバリングしているため、食ってきてもウキや穂先にアタリが出にくいです。
多くの場合は、回収して初めてフグにやられていたことに気づきます。
ですので、フグが多い場合は道糸をやや張り気味にして、小さなアタリも出やすくしておきます。
できるだけ早い段階でフグのアタリに気づくことで、素針を流すという無駄を省くことができます。
以上が私がよく使うフグ対策になります。
私の経験ではこれらの対策で、だいたいなんとかなります。釣りにならないほどフグにやられたという記憶がありません。
ちなみに、黄色くコーティングされた針が販売されてますが、あれはフグを寄せてしまいます。フグが多い時期は黒い軸の針が無難です。
フグ対策まとめ
フグはやっかいですが、赤色や茶色のネリエを小さくつけて遠投することで、フグの被害をかなり減らすことができると実感しています。