全層釣法のフカセ釣りでチヌを釣る!!

全層釣法・全遊動釣法でチヌを釣るための覚書

【フカセ釣り】一つのガン玉と1cm間隔で打った二つのガン玉 総重量が同じならば沈下速度は変わらないのか?

 

 例えば、G1(0.4g)のガン玉一つと、G4(0.2g)のガン玉を1cmの間隔で2つ打った場合の沈下速度は同じなのでしょうか。

 

 それとも1cmの間隔があることで影響が生じるのでしょうか。

 

 実験を通して観察してみます。

 

実験の方法

 水深は50cm程度の浴槽での実験です。80cmのハリスにガン玉を打ち、沈下の様子を観察しました。

 

 ハリスの端から20cmあたりにガン玉を打っています。

 

実験1 G1とG3×2(1cm間隔)

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 この場合、Bのほうが速く沈下します。

 

 G3二つの間隔を0cmにしても、Bの方が速く沈下します。 

 

実験2 G1とG3×2(14cm間隔) 

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 G3の間隔を適当に広げてみます。後で測ったら14cmでした。

 

 この場合はAが速く沈下します。

 

 Bの沈下の仕方としては、G3の左側が着底し、次いで右側のG3が着底します。

 

 次に念のためG1を少し上にズラして検証してみます。 

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 着底の順に変化はありませんでした。 

 

実験3 G1とG4×2(1cm間隔)

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 AとBはどちらも同じ速さで沈下します。

 

 G4×2の間隔を0cmにして連結させても結果は変わりませんでした。

 

実験4 G4×2(0cm間隔)とG4×2(1cm間隔)

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 どちらもG4を二つ打っており総重量はともに0.4gです。

 

 一方は連結させて、もう一方は1cmの間隔を空けて打っています。

 

 どちらも沈下速度は同じでした。

 

結果と考察

1cm間隔では沈下速度に影響はない

 実験3ではG1(0.4g)とG4×2(0.4g)の沈下速度の比較をしました。結果は同じ速度での沈下でした。

 

 1cm程度の間隔では沈下速度に影響はほとんどないと言えそうです。

 

14cm間隔では沈下速度に影響が生じる

 実験2ではG1(0.4g)とG3×2(0.5g)の比較をしました。G3は14cmほどの間隔を空けて打っています。

 

 14cmの間隔があるとG1の方が早く沈下しました。総重量ではG1の方が軽いにも関わらずです。

 

 今回の実験で分かったことは、ガン玉同士の間隔を開けるほど沈下速度が遅くなるということです。