全層釣法のフカセ釣りでチヌを釣る!!

全層釣法・全遊動釣法でチヌを釣るための覚書

【フカセ釣り】エサ取り回避術!!サバゴ、アジゴ編

 

 今回は黒鯛フカセで厄介なエサ取りの、サバゴやアジゴの対策に触れたいと思います。

 

 フカセの代表的エサトリとしてフグがいますが、サバゴやアジゴはフグと違って非常に足が速いという特徴があります。

 

 サバゴやアジゴを回避する方法

その①赤や茶色のネリエを使う

 これはフグと同じです。水中で目立たない色のネリエは、サバゴ達に気づかれにくく有効です。

 

 小さくつけて目立ちにくくするか、齧られることを前提に大きくつけるか、どちらも有効だと思います。

 

その②マキエとサシエを離す

 マキエを撒いたポイントから5〜10m程度、沖か潮上に仕掛けを投入します。これもフグ対策と同じ方法です。

 

 マキエと仕掛けを離すことで表層、中層では同調させず、底層付近での同調を狙います。

 

 エサトリは表層付近に多くいると思うので、表層・中層付近では、マキエの効いていないところでサシエを沈下させ、チヌがいるであろう底付近で同調させるやり方です。

 

 潮が流れている時は、潮上に投入した仕掛けは自然と底付近で同調します。

 

 沖に投入した場合は、道糸を張りぎみにしておくか、リールをゆっくり巻くことで手前に仕掛けを寄せて同調させます。

 

その③時間差での仕掛け投入

 まず先打ちマキエをします。

 

 先打ちマキエを終えてから10秒か15秒か30秒か45秒か、必要なだけ時間をおきます。まだ仕掛けは投入しません。

 

 例えば15秒としましょう。

 

 15秒待ったのち、仕掛けを投入します。

 

 マキエの中でも軽い成分の集魚材は表層付近を流されます。重めの成分の集魚材はしっかり沈下していきます。

 

 おそらくサバゴたちはどんどん沈下していく重めの集魚材よりも、表層を漂う軽い集魚材に寄っていくと思います。

 

 先打ちマキエ投入後、時間を置くことで、軽い集魚材は潮下に拡散していきます。

 サバゴたちもそのマキエを追って潮下に移動し、やがて姿を消します。

 

 このタイミングで仕掛け投入します。

 

その④マキエワーク

 フグ対策では私はあまりしませんが、サバゴが多い時はマキエワークを実施します。

 

 といっても、難しいやり方はしません。

 

 チヌ用の本命マキエはいつものように一点投入します。

 

 そして先打ちマキエ投入後、仕掛け投入前に潮下か斜め手前潮下方向にマキエを一杯ぐらい撒いて、サバゴたちをそちらに寄せてから仕掛けを投入します。

 

 仕掛け投入後にもう一杯エサ取りマキエを撒いてもよいと思います。

 

 マキエワークの場合、完全に寄せきらなくても、エサ取りの顔をそちらの方向に向かせるだけでも効果はあると思います。

 

サバゴ・アジゴ対策まとめ

 私の対策はだいたいこんな感じです。

 

 フグ対策同様、目立たない色のネリエを使うことは簡単かつ有効な手段です。まずは第一選択肢として考えられます。

 

 今年の私の経験では、対策その③の時間差投入が有効だった記憶があります。