釣り可能な風速の大まかな目安
平均風速が10mを越える日は、釣りはやめといたほうが無難です。追い風ならば、最大風速次第でなんとかなるかもしれませんが。
風速10mは竿を出すことはできますが、気を使うことが増えるため、あまり楽しめないかもしれません。
平均風速5mは風向きに関わらず釣りになりますが、同調は難しくなります。釣りづらさを感じる風速です。
横風、向かい風ともに6mを超えたあたりから、しんどくなってきます。ストレスなく楽しく釣りをしたいなら、風速6m以上はあまりおすすめしない風速です。
追い風に関しては、最大風速が10m程度ならば問題ありません。
風が強い日の「釣りになるか」と「釣りを楽しめるか」は別の問題ですから。風が強いと仕掛けの扱いも難しくなります。釣りができるからといって、楽しめるとは限りません。
以下、風向きごとに、もう少し詳しくみていこうと思います。
私は50m程度遠投することが多いので、遠投釣法が可能かどうかという点も踏まえて、これまでの経験を振り返ってみようと思います。
横風の場合
真横の風で平均風速5m程度ならば40m程度の遠投釣法は成立すると感じます。たしかにテクニックが要求され、難易度は増しますが問題はありません。
3m程度の横風は、遠投に与える影響はあまりないように思います。
風速5〜6mほどになると遠投するといっても、40m程度に抑えるのが無難に感じます。
平均風速8mほどになると、遠投するといっても30m程度に抑えた方がよいと感じます。
強風下では道糸の放出量が少ないほど仕掛けが扱いやすく、同調が容易になるからです。
遠投せずに15m程度先までを狙う場合は、平均風速が8mあっても大きな問題はありません。
向かい風の場合
向かい風の場合は風速だけでなく、波高に気をつけなくてはなりません。
例えば、福岡県北部沿岸は日本海側に面しているため、釣り座は基本北向きなわけですが、冬は北風が強まります。
北風は向かい風にあたり、風が水面を押すため非常に波が高くなります。こうなると釣りどころではありません。
話を風に戻します。
向かい風は横風と違って同調を阻害しません。問題は風が強いと、遠投できなくなるというだけです。
向かい風の場合、風速5m程度は30〜40mぐらいは、がんばれば遠投できたと思います。
ただ、向かい風が6m以上になると、私は釣りに行きません。理由は遠投したいのと、ストレスを感じると思うからです。
向かい風も3m程度ならばあまり気にしません。4mはやっぱりちょっと強いと感じますが、5mと比べるといくらか気が楽です。
追い風の場合
平均風速6m、最大風速10mであっても問題はありません。最大風速14mぐらいまでは、たぶんなんとかなると思います。
追い風は釣り人の味方になります。マキエも仕掛けもよく飛び、同調も邪魔しません。
しかし、流石に最大風速が10m以上の日は、仕掛け投入には少し気をつかいます。
遠投のために仕掛けをオーバースローで投入する時、穂先にウキの重みを乗せますが、10mぐらい吹かれるとウキの重みを乗せにくくなります。
振りかぶった竿先に道糸が絡んでいないか、ウキの重みは乗っているかには注意が必要になってきます。
風予報アプリ
Windyというアプリがおすすめです。ブラウザ版もあるようですが、アプリがよいと思います。
無料で使えますが、精度はとても高いです。平均風速、最大風速、風向いずれも信頼できます。
一度だけ大ハズレしてキレそうになりましたが、基本的には信頼できると思います。