横風対策 二つの基本事項
横風対策は関心ある人が多いようなので、改めてテーマに選びました。
詳しくは、以前こちらで触れてきたことではあります。
・【実釣・フカセ釣り】風速5mの横風を克服するために行った4つのこと
今回は要点を押さえて、もう少しシンプルに整理してみました。
横風の強い日は、仕掛け投入時点で勝負が決まります。
いかに道糸を風上に置くことができるかが非常に重要になります。
①仕掛け着水の瞬間の道糸操作
横風がある中でキャスティングした場合、仕掛けが着水するまでの間にすでに道糸は風下に膨らんでしまっています。
仕掛け着水後のラインメンディングはもちろん大切なのですが、仕掛け投入時に道糸を風下に膨らまさないことがなによりも大切になります。
その方法は次のようになります。
仕掛けを投入し、ウキが着水する一瞬手前で、竿を風上に倒し道糸の出を止めます。道糸の放出を止めても、ウキはスピードに乗って水面へ突き進んでいますから、風下に膨らんだ道糸が引き伸ばされます。
これでもうまくいかない時には、もう一つ操作を加えます。
ウキ着水の瞬間に道糸の放出を止め、同時に竿で道糸を引っ張るように煽ります。ウキの勢いだけで道糸を張るのではなく、竿でも引っ張ることで道糸を伸ばします。
そのほかにも、ウキが着水したタイミングで、風上に竿を倒し、竿を煽りながらリールを巻くことで強制的に道糸の膨らみを解消することもできます。
②海水による仕掛けのホールド機能を利用する
仕掛けがなじむことで、海水が仕掛けを押さえつけて安定させてくれます。こうなると、少々風が吹いても仕掛けはズレなくなります。
仕掛けをなじませるには、ガン玉を打つことも有効でしょうし、ウキや道糸を水面下数cmに沈めることも大変有効になります。
ウキは0シブや00、000が水面下に入りやすいですし、半遊動の場合は余浮力を相殺することでウキを水面下にサスペンドさせることができます。
道糸はフロートタイプではなく、サスペンドタイプが使いやすいです。
道糸を水面直下に沈めるためには、仕掛け着水直後、竿先を海中に浸けて、空いた方の手で道糸を引っ張ることで強制的に沈めることが可能となります。
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風対策まとめ
①仕掛け着水直後から道糸は風上に置く。必要に応じてラインメンディングを行う。
②ウキと道糸は水面直下に沈める。海水によるホールドを利用する。
これらが、とても大切だと思います。
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