全層釣法のフカセ釣りでチヌを釣る!!

全層釣法・全遊動釣法でチヌを釣るための覚書

【フカセ釣り】遠投全層釣法に適したウキの選び方

 

遠投ができ全層(全遊動)釣法に適したウキとは

 ウキ選びは楽しみの一つでもあり、釣り人の個性が出るところでもあります。

 

 今回は「遠投」と「全層」に適したウキとはどのようなものか、私なりの意見を紹介します。

 

 

 これは私のウキです。これしかポケットにいれてません。

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 ほとんど大知遠投60の0シブと00しか使ってません。

 

 (追記)現在は黒魂キングも好んで使っています。

 

円錐ウキを選ぶ

 円錐ウキとは上記の写真のような形のウキです。

 

 トラブルが少なく、遠投性に優れています。

 

 全層釣法では道糸や穂先でアタリをとるので、ウキに求める性能はアタリに対する感度ではありません。

 

 ウキに求める仕事は目的の場所まで、トラブル少なくエサを運ぶことです。

 

 棒ウキや環付ウキはラインの絡みが起こりやすいし、何よりも遠投が効きません。

 

 全層釣法には円錐ウキが適しているといえそうです。

 

大きいウキを選ぶ(LLサイズ)

 LサイズとLLサイズがあるなら迷わずLLを選んだ方が良いと思います。

 

 大きいということは重量があるということだし、大きい分水中で安定すると思います。

 

 安定とは私のイメージでは水中でウキがふらつかずどっしりしていて、水中に多少沈んだならば簡単には浮き上がらないものとなります。

 

 ラインメンディングをしても軽い小さいウキと違って、どっしりしていて簡単にはウキがずれてしまわない安定感、安心感があります。

 

重量のあるウキを選ぶ(19g前後)

 飛距離はウキの重量で決まります。私は19g前後のウキが遠投しやすいと感じています。竿はチヌ竿の0号、06号の場合です。

 

 とくにネリエを使うときは重量のあるウキのほうがトラブルが少なくて良いです。

 

 遠投には最低でも15gか16g以上のウキが適していると思います。

 

 補足になりますが、0号のチヌ竿を使う場合、19g前半と19g後半のウキとでは、19g前半のウキの方がキャスティングしやすいです。

 

 06号ではとくに気になりません。

 

糸抜けのよいウキを選ぶ

 全層、全遊動の釣りでは道糸をウキから抜いていきます(全遊動沈めではその限りではありませんが)。

 

 ウキの穴の直径、これは穴径(あなけい)と呼びますが、この穴が大きい方が道糸は抜けが良くなります。

 

 抜けの悪いウキを使うと、ガン玉を重くしないといけません。そうしないと道糸が抜けないからです。

 

全層釣法ではウキが大きくても食いに影響はない

 半遊動、固定仕掛けではウキが大きいと、チヌに与える影響が大きくなります。

 

 チヌが食った際、水中に引き込まれるウキの負荷が大きくなるのです。

 

 しかし、全層釣法ではウキ止めをつけないため、ウキが大きくてもチヌに負荷を与えないのです。

 

 だから、ウキは大きくて構いません。

 

 もっとも、一つの考え方としてLサイズなどやや小さめのウキで近距離を狙うという考え方があるようです。ウキの着水音を小さくすることでチヌへ警戒を与えないという考え方のようです。

 

 私はそこまで考えていません。

 

 生態系の頂点に立つチヌにとって脅威は猛禽類になると思います。

 

 ウキのドボンという着水音は仲間が猛禽類によって襲われた音を連想させるかもしれません。

 

 そう考えると、たしかにウキの着水音は小さいに越したことはないと考えられますが、釣り始めからマキエを撒き続けているのです。

 

 当然、マキエの着水音は響き続けています。その状態が釣りの最中ずっと続いているのですから、いいかげん慣れが生じているはずです。

 

 マキエのドポン、ドポンという音がなり続けても、空からの攻撃を受けないことを悟ったチヌは警戒心を解くだろうと予想できます。

 

 そのため、私はLLサイズのウキしか持っていませんし、近場もLLサイズで狙います。